雪降る日のコントラダンス

雪の降る中、原付を走らせる。
半ヘルでは、ほっぺたに雪があたって痛い。
止まるたびに、ゴーグルの雪を払いつつ走る。
国際交流会館から、北大路川端を西に少し行った、カトリック高野教会へ。
午後5時の10分前に到着すると、主催者の夫婦もちょうど到着した時だった。
服についた雪を落としていると、僕が誘った友人「Mr.Gisshy」も到着した。


5時半には、バンド演奏の方は準備OKだったが、
参加者は4人しかいなかった。
雪が激しく降ったり、時折おさまったりする中だったので、
なかなか、人が来ないままであった。
コントラダンスをやるには、最低でも8人は必要であるようだ。
主催者の夫婦も、基本動作を教えるだけの内容に申し訳なさそうであった。


時間がたつにつれ、雪の中ではあったが、人が集まりだした。
6時を過ぎた頃には、8人が集まり、様になってきた。
踊りだすと、暑い。
そして、楽しい。
その楽しさとは、
まず、音楽に合わせて体を動かす、踊り自体の楽しさがある。
そこに、簡単な動作の組み合わせと、その繰り返しでダンスが進行するのだが、
それを覚えて踊る達成感がある。
さらには、人と手をつなぎ、会話のコミュニケーションではない、
つながりがそこに出来ることが、楽しいと感じる要因ではないかと思うのだ。


6時半を過ぎた頃には、いつもの持ち寄りの料理を出し合っての、立食パーティーがはじまる。
今日は、バンドの一人の誕生日であるため、ケーキが5つも用意された。
手作りの料理は、とてもいい。
なんか、規格外の味がする。
通り一辺倒な味じゃなく、その人にしか出せない味が、胃袋以外のところを満たしてくれるのだと思う。
そんな、アットホームなコミュニティとしてのよさも、コントラダンスにはあるのです。


立食パーティーの間に、どんどん人が集まって、25人くらいになった。
そして、本日最後のダンスを楽しんだ。
くるくるまわって、パンパンと手をたたくやつ。
なんだか、ぐちゃぐちゃになる時もあるけど、それでも、楽しいのです。


いつか、小学校の体育館とかで、200人くらいで、コントラダンスが開催されたら、
とても楽しいなぁと、こっそり考えています。