不安だらけの本番前最終練習

合唱団ルティカは、伏見区民文化フェスティバルの出演を控え、
今日が本番2日前となる、最後の練習日である。
いつもはリーダー宅で練習しているのだが、
本番さながらに、気分も変え、声量も上げて練習しようということで、
伏見区青少年活動センターを借りての練習にしました。


しかし、集合時間の午後7時になっても、3人しか来ていない。
予定では、6人が参加するはずであった。
とにかく、ピアノを弾く「Maki chan」も来ていないので、練習が開始できない。
電話をしてみた。
不安げな声が聞き取れた。
どこにいるかわからないそうだ。
住宅地に迷い込んで、特徴のある場所もないそうだ。
それでもとりあえず走ると、「丹波橋温泉」「フレスコ」があったという。
さらに、「ハッピーテラダ」があると聞けたので、
後はスムーズに誘導することが出来た。
変なところを練習場所に指定して悪かったなぁと思いつつ、練習を始めることになる。


練習開始して少し経つと、メールが入ってきた。
「へるぷみー」というタイトルであった。
丹波橋から徒歩で向かってくる、「Black Chan」も場所がわからないらしい。
とにかく、電話をかけ、施設から外に出た。
実は道順も全て正解で、すぐそこまで来ていた。
不安のせいでメールをくれたのだろう、大変申し訳なかった。
その後、もう一人も、まもなく到着し、練習は進む。


しかし、僕ら男性2人は男性パートを歌えていない。
今までの練習と同じく、主旋律に引っ張られてしまうのだ。
だから、今までと同じように練習し、今までと同じようにマスターしきれずに、
青少年活動センターの終了時刻の午後9時を迎えてしまった。
本番さながらに練習しようと思ったのに、全くその意図に沿わず、
さらには、2人も迷子で不安にさせるという、ちょっと不本意な結果になってしまった。


本番前の最後の練習日というわけで、9時で帰るわけにはいかない。
いつものリーダー宅でも、練習することになった。
一人は帰ったが、リーダーと「Uda San」とギターの「O Cin」が合流し、8人での練習。
それでも、僕ら男性は、完成を見ることはなく、半ばあきらめモードになってしまった。
本番2日前だというのに、男性パートには不安が残るし、
手話にも不安が残るし、
不安だらけにもかかわらず、時間も遅くなり、
職場から駆けつけている「Black Chan」や「Uda San」の、
疲れと、空腹が顔に出てきていたので、お開きとなった。
不安の残る、本番2日前である。