伏見区民文化フェスティバル

さあ、いよいよ今日が、伏見区民文化フェスティバル、
ルティカの4回目にして、過去最大の舞台である。
いやおうなく、プレッシャーと緊張が体中を駆け巡るかと思いきや、
そんなことは無かった。
直前練習のため、正午に集まるはずのリーダー宅に、みんなこぞって遅刻してくるし。
練習も、これが本番前か!というように、歌声をMDに録音して、それを聞いたりしているし。
プレッシャーも、緊張感も全く無い、TEAM♪ルティカメンバーである。
「もうなんとでもなってしまえー」っていう思いが強かったのかも知れない。


午後二時、会場に向かう。
お楽しみ抽選会の券をエントリーして、出場の受付もすます。
そして、会場の雰囲気を見ようということになったのだが、
ギター担当の「O Cin」が、会場が大きすぎて、ギターを弾けないという。
アコースティックギターで、生音で勝負できる広さではないらしい。
大きな音を出そうとすると、音が割れて汚くなるらしい。
僕は専門知識がないし、楽しくないのに出演するのもルティカの意図から外れるから、
「O Cin」の意見を尊重すべきだと思った。
しかし、それでは、
ルティカの女性陣は、説得できなかった。


本番前リハーサルも、控え室待機も、時間が押し気味で順番がまわってくる。
本番出演も、押し気味だっただろうが、時間を確認する余裕は無かった。


3度も共演している、中西ファミリーの演奏を、舞台袖で聞く。
知っている人が、舞台に上がってくれると、なんだかその舞台が
ホームのようになって、安心だった。


舞台下手で待機していると、いよいよ出演の声がかかった。
司会の女性が「TEAM♪ルティカ」の説明を始める。
僕ら10人は、暗い舞台に出る。
ピアノを置き、メンバーが、横一列に並ぶ、
スタッフがマイクを設置する、
予定では、マイクは無しのつもりだったので、
そのあたりで、少し準備が長くなってしまった。


司会者の出演者紹介が終わると、
スポットライトが点灯された、とても眩しい、観客席が全く見えない。
ピアノの伴奏がはじまる、いつもの伴奏だ。
1曲目は「花」。
「春の、うららの、すみだがわ♪」
ぶっちゃけまったく自信が無く、
声も出ず、しかも、間違い、
気持ちもよくないまま、終わってしまった。


2曲目は「グリーングリーン
ここで頑張って歌わないと、メインの3曲目で声が出ないと思ったので、頑張って歌った。
「ある日、パパと二人で、語り合ったさ♪」
歌を頑張りすぎて、手話が一部あたふたなった。
会場から手拍子が巻き起こることを想定していたが、そうはいかなかった。
残念である。


3曲目は「3月9日」入念に練習したメインの曲である。
「ながれる季節の真ん中で、ふと日の長さを感じます♪」
緊張することなく、普段の力を発揮できたし、
女性陣の声が耳に入る距離ではなかったので、つられること無く歌えた。
非常に気持ちよく、またしっかりと歌えたと思っている。


しかし客席から僕らを見たら、どうだったのであろうか、
声は通っていたのか、リズムやメロディに違和感はなかったのだろうか。
自己満足なだけの表現は、出来るだけ避けたい。
舞台終了後に聞いた、知り合いからの評判は、とてもよかった。
また、メンバーの話を聞くと、楽しかったし、また次の出演も楽しみにしているということなので、
歌うことを楽しむというルティカの目的は、達成されている、大成功ということでいいだろう。
もちろん課題は残っているだろうけれども、
また今回のビデオを見ながら、みんなで話し合いをして、
今後もTEAM♪ルティカは続いていくことだろう。