秋葉原無差別殺傷事件の容疑者について

大変な事件が起こりました。
怖くて、悲惨で、悲しい事件です。
まずは、亡くなられた方の冥福を心よりお祈りいたします。


なぜこのような凄惨な事件が起こったのか、
なぜ容疑者は、このような行動をとったのか。


僕が思うには、友達がいなかったからだと思う。
容疑者は、ネットに何度も書き込みをしている。
事件の前にパソコンやゲームソフトを売っている。
派遣の仕事をしていた。
派遣の仕事は友達ができにくいし、
友達と遊ぶことも無く、ネットや、ゲームをしていたのだろう。
家族との関係も、良好ではなかったと思う。
中学までは、勉強がよく出来たと報道されている。
それ以降は、親の期待にそぐわず、不仲だったのだろう。


友達がいなくて、派遣のいくらでも代えのきく仕事をして、親にも存在を認められなかったら、
自分の生きている存在意義がわからなくなり、自暴自棄になるのだろう。
その結果、自分に刃を向ける人もいるが、
今回の容疑者は、人に刃を向けた。
大通りを楽しく歩く人への嫉妬があったのかもしれない。


例えばの話、僕は、容疑者の親にも、仕事の上司にもなれないが、
友達にはなれて、そうであったのならば、今回の事件は起こらなかったはずだ、
存在価値を認めて、一緒に遊ぶことが出来たはずだ。
そして、容疑者自身が、ネットへの書き込みなどで、自分の存在をアピールせずに、
友達を探しに、ボランティア活動とか、スポーツとかをして人と関わっていたならよかったのに。


学校を卒業した若い世代が、交流し友達を見つけられる施設や、イベントがもっと必要なのではないかと思う。
ネットでの顔が見えないコミュニケーションではなく、対面のコミュニケーションが必要だと思う。
そして、若者達が、自分を表現し、お互いが認め合い、協力しあう社会になればいいのに。
自殺者や、犯罪者を未然に包み込むように防ぐ、社会や、人間達にならないかな。