この世でいちばん大事な「カネ」の話、西原理恵子

すごくテンポのいい文で、さくさく読めて、その上大事なことが書いてある。
みんなに薦めたい本です。


僕は「理論社」という出版社の「よりみちパン!セ」シリーズのファンである。
色んな作者が、中高生向けに書いているようで、本当に読みやすい。
社会の大事なことを、中高生向けのわかりやすい文章で表現することに、
とても愛情を感じる。


今回は、本屋で冒頭を立ち読みしたら、おもしろすぎてついつい買ってしまいました。
この本は、著者の伝記のようなもので、「カネ」にまつわる視点で書いてある。
しかも、成功体験の話ではなく、貧乏だった話や、ギャンブルの話など、
リアルです。
その上で、ズバッと本質を突いてることが書いてあるから、
著者の伝えたいことがすっと入ってきます。


あと、全体的に語り口調で書いてあります。
深夜のファミレスで、最近知り合って、何だか魅力的だと思っていた友達の話を、ゆっくり聞くように、
この本は読めます。


取り急ぎ、お薦めしてみました。
僕は、もう一度この本を読んで、
もう少し、学びたいとおもいます。