死ね!はshine(シャイン)!


うちの次男(現在4歳)が発達障害なので、
妻がお友達からそれ関連の書籍を借りてきます。
「この星のぬくもり」というマンガがあったので、一挙に読み終えました。


この星のぬくもり―自閉症児のみつめる世界

この星のぬくもり―自閉症児のみつめる世界

あらすじ

ストーリーの序盤では、母親が主人公で
自閉症の乳幼児を育てるの苦労が描かれています。
物語が進むにつれ、自閉症児本人の体験が多くなり、
小学校、中学校、高校でのいじめ体験が綴られています。

とにかく切ない

全編において、切ないですが、特に切ないのは、
小学校でのいじめられた体験ですね。
努力しているのに、どんどんいじめがエスカレートし、
机に「死ね!」とかかれ、クラスメートからも「死ね」と浴びせられます。
しかし、アルファベット表記(主人公は法則性があって好き)をしてみると、
「Shine(シャイン)、輝け」と読める。
そう思いながら、いじめに耐える姿は悲しくて切ないです。

救い

物語の最後で救いがあります。
結局、高校は辞め、引きこもりをした後、ある出会いによって、
出版することになる。
個性を活かしながら、生きればいいじゃないかとまとめられています。


また、物語の中盤に救いもあり、療育所の平井先生という方が、
主人公の理解者となります。
専門的知識を持ち、行動のすべてを理解してくれる存在が大事なのですね。

感想

次男はいじめられたり、人に騙されたりすることもあるのだろうなぁと思うと、
非常に胸が苦しくなりました。
とにかく、無理には学校には行かせないと改めて決意しました。
現に、保育園が新年度でバタバタしているので、休ませています。


あとは、何が原因で発達障害になるのかなぁ?その原因に自分が関わっているのではないか?
なんて、思うと震えがきますので、とにかく考えない!ということにします。
次男には特別な役割がある!ということにします。


主人公が生まれたのが、1963年ということなので、
40年〜25年くらい前の発達障害児の体験ということなのですが、
今は小学校などの教育機関の環境や行政の支援は変わっているのだろうか。
良い方向に変わっているのだとしたら、
こういう体験記を記された、森口奈緒美さんや他の方々の功績はとっても大きい。


とにかく、ちょっと育てにくい次男を理解し、援助していくには、
愛すること以外にない。
そこは変わらず、いつまでもその気持ちを持ち続けるように、
環境を整えて、余裕を持って生きていきたいです。


wishigrow