農業体験

菜の花


天気予報では、下り坂という情報だが、
近鉄向島駅についた11時には、良い天気だった。
風が強く、肌寒い。


今日は、農業体験をする。
「現代暮らし学研究会(仮)」の企画で、友達から誘われた。
「この研究会では、社会人と学生が共に農・環境・現代の暮らしについて考え、
米づくり・田んぼアート、学園祭参加等の催しを行っていく予定です。
研究会は、地域の農家さんともつながり、実際に農体験や収穫ができます。
このたび、当研究会でじゃがいも植えをすることになりました。」
とのことである。
集まったのは、僕をいれて4人、少ないけれどしょうがないよね。


向島駅から、徒歩20分ほどの、農家さんの畑の一部を借りる。
「ここは昔、巨椋池という、大きな池で、そこを干拓した。」
などと話しながら向かった。


農家さんの説明を聞き、道具を借りた。
まずは耕すところから。
冬の間、何も植えてなかったのだろう、土が固くなっていた。
それを鍬で耕し、畝をつくる。
鍬を土に入れ、土を返すと、目の前の土の色や、形状が変わってなかなか楽しい。
しかし、慣れないもので、少しやっただけで疲れた。

それと同時進行で、ジャガイモの種芋を二つないし、三つに切る。
芽をつぶさないように、気をつけながら。

耕して、できた畝に、適当な深さの穴を掘り、そこに切った種芋を置いて、土をかぶせる。

何箇所に植えたのだろうか?
70箇所以上だろうか?

文章で表現すると、わかっていることであるし、新しい発見もないだろう。
でも、知っていることと、体験したことは違う。
鍬を扱う難しさや、泥濘(ぬかる)んだ土に、足を踏み込んだ感触や、
冬眠中の蛙がでてきた時の驚きはわからないだろう。
まだまだ経験していないことが沢山あるなぁと、改めて思った。
また、ジャガイモ一つとっても、いろんな苦労があって、
食べ物への感謝も再認識した。


今後の、成長が楽しみだ、そして収穫が楽しみだ。
収穫の時には、バーベキューなどして実りを楽しみたい。
一緒に楽しみたい人は、連絡してください。