京都市のプール制削減について

まもなく、京都市会において二月議会が開かれようとしている。
二月議会は、来年度の予算を審議するのが通例で、
京都市の赤字財政により、緊縮財政になるそうである。


その中のひとつに、保育園のプール制の削減というものがある。
子どもが、京都市の民間保育園でお世話になっているので、
僕自身の身にも係わってくることである。


プール制とは、どういう制度であるか・・・
国の基準で支出される保育園への補助金の上乗せの意味合いと、
民間と公立の職員の給与格差をうめるために、
京都市が、京都市保育園連盟に、補助金を出し、
加盟している保育園に、再分配する仕組みだそうだ。


通年ならば、45億円を出しているそうであるが、
来年度から、5億円削減となるプランが発表され、
新聞紙上を賑わせ、議論を呼んでいる。


削減した結果、どうなるかというと、
保育士の人数が減るか、
保育経験年数を重ねた、比較して給与の高い保育士の給与を削る、
など、保育士の給与待遇減・保育人員減になるということである。


僕の意見としては、
子育て、教育の分野の予算を削るというのは、もってのほかであり、
増額してもいいくらいだと思っている。
未来を担う子どもたちを社会の中心に据えなくて、
この社会が存続する意味があるのか、とさえ思う。


しかしながら、京都市が破綻することになるのは、さらに困ることである。


僕が、この問題で知る必要があると思うのは、
下記の二点である。
○5億円の削減が、一つの保育園あたり、どれだけのインパクトがあるのか?
たとえば、非常勤職員が2人減るとか、
主任保育士の給与が月額3万円減るのか、1000円なのかなど、
5億円という数字では大きすぎる。
○民間と、公立の保育園の職員の給与・待遇格差がどれだけのものか?
実際に保育園に通わす親としては、家から近い保育園に通わすのが現実的であり、
保育方針などが違っているのはいいが、
税金の分配が違っているのは、不平等であると思う。


勉強不足であるが、問題を見極めて、どう解決すべきか、
自分の意見を持ちたいと思う。