政権公約（自民党）が難しいこの頃

衆議院選挙のニュースが気になるこの頃ですが、
自民党が公約を発表したというニュースがありました。
安倍総裁が公約を発表生まれ変わった自民党の姿を示す | 党内活動 | ニュース | 自由民主党
「日本を、取り戻す。」というのがテーマみたいですね。

最初の感想は、エッジが効いてていいなぁという印象でした。
憲法改正とか、自衛隊を国防軍にするとか、結構踏み込んだことまで書いてある。

公約詳細版を見てみると、文章ばっかりが長く続いて、難しい。
頭がくらくらする。
とにかく、色々な利害関係者に配慮したつくりになっているのでしょうね。
僕の専門かとおもわれる部分を取り上げよう。

２４５商店街の活性化
「買い物難民」問題等を背景に、地域住民から商店街に寄せられる「地域コミュニティの担い手」としての期待はこれまで以上に高まっています。駅前や中心市街地等の賑わいを取り戻すことによって、地域経済の再生だけでなく、高齢化社会が進展する中で高齢者の方々にとって安心して生活できる地域のつながりが実感できる商店街の活性化等を目指します。
経営指導や商店街で起業・新業態開発への研修等とエンジェル税制を活用しての空き店舗の有効利用や公共交通機関と連結したアーケードや駐車場・駐輪場の整備、省エネ型街路灯の設置等、商店街の再生や中心市街地の活性化に向けた意欲的な取組みに対するソフト・ハード両面での支援を行います。高齢化や安全安心、環境等の社会課題へ配慮した街づくり（コンパクトシティ）と一体となった“身近で快適な”商店街づくりを進めます。

えーと、
ぜんぜんダメ。
商店街は車に乗れない高齢者のためにがんばれと言わんばかりですな。
若い世代は繁華街に、ファミリー層はイオンに行けって？
商店街活性のためには、新陳代謝を促すことが大事やっておもいます。
店は閉めてるけど、店主は住んでて、年金暮らしみたいなパターン（仕舞屋）が商店街を廃れさせますよね。
中途半端に行政が支援すると、テナント料が下がらずに、新陳代謝が起こりません。

そもそも、政治が経済のことに口出すのとか、商売のことに口出すのとかってどうなん？って思いますけどね。