ハッシュハウスハリアーズを初体験

2011/05/23 ハッシュハウスハリアーズを初体験


ハッシュハウスハリアーズ(H3)を知ったのはかなーり前のこと。
確か日経流通新聞で読んだ。
その記事によって、面白そうだぁ、やってみたいなぁと思ったが、その当時情報が入らなかった。
(H3がどういうゲームかは後記)

そして先月26日、アイリッシュパブで大学生数人と飲んでいたら、
そのうちの一人、優君がマラソンにエントリーしたけど落ちたとのこと。
それならとても面白そうなものがあるとH3について語った。
すると「やりたい、やりたい」とめっちゃ興味津々。その場で今度H3をやりに行こうと約束した。


ネットで検索すると、神戸が主体のH3のチームがあり、
そのチームが5月23日に大阪でH3をやると英語で書いてある。
優君と行く約束をし、その翌日から朝のウォーキング&ジョギングを始めた。
コツコツと積み重ねた結果、5月20日には、9km、1時間走れるようになった。


そして迎えた23日。朝から雨が降っていたし、夜に向かって激しくなる予報。
改めてHPを確認したが、雨天の情報は無い。
僕の気は少し引けていたが、優君はとにかく行ってみようというので、行くことにした。


18時の15分前に梅田のビックマンに優君と2名で到着。
しかし、18時になっても、バードファッカーらしい人は現れない。
HPによると、梅田のビックマンで背の高いバードファッカーに声をかけてと書いてあるのだ。
もしかして、時間が19時集合かもしれないと、1時間も待った。
その間、優君には「ちゃんとメールで主催者と連絡取っといてください」と少し怒られた。


19時になった。雨で中止になったのかもしれない。
そもそも何の連絡もせずに来るのがおかしい。と結論づけてあきらめて、お好み焼きを食いに行った。
なんでやろとか、残念やなとか言いつつ、30分くらいで食い終わった。


僕はもう帰る気満々だったが、ここからまさかの展開。


帰るために再び改札口に向かうため、ビックマンを通りかかると、
背の高い外国人を発見。
僕はまさかありえないと思ったが、優君がちょっと近づいてみますと、行った。
そして、5人くらいの小集団の着ているTシャツを見ると、Hash House Harriers の文字が。
時間は19:45であった。
優君が声をかけると、まさにH3をするグループであった。
優君が率先して参加表明をしてくれた。僕は帰る気になってたんだけど・・・。
事情を聞くと、待ち合わせ時間が大幅に遅れたのは、仕事で遅くなったからだそう。


まずコインロッカーにみんなの荷物をぶち込む。
ちょっとしたルール説明。
○チョークか小麦粉で地面に進むべき方向に記しがしてある。
○チェックというマークがあり、そのマークの場合は正解の方向を探さなければならない。
○正解の方向を見つけた人は、「ONON」と叫び、チェックマークにONONと記す。


それだけ聞いて、雨が降りしきる中、ウサギを追いかけるゲームがスタートした。
要するに、道の上に残されたウサギの足跡を猟犬が追跡するという設定のジョギングです。
だから、ウサギの足跡を発見するたびに、嬉しいし、そして安心。
その反面、ウサギの足跡を見失って、途方に暮れることもありました。
ちなみに今回の猟犬は優君と僕を含め6人。
猟犬は競争しているんじゃなくて、ウサギを追うために協力している感じです。
ウサギの足跡を探すときには「Are you?」なんて声を掛け合います。
自然と仲良くなれるし、早く走れる必要もない。


雨が降りしきる中走ったので靴はもちろんズクズク。パンツですらも雨の影響下にあった。
そして、ケイタイをポケットに入れていたのをすごく後悔した。


そんなこんなで、元のビックマンに到着。
ゴールに関する祝福が何もなく、少し肩透かしだったが、
それもそのはず、ゴールが目的ではなく、次に控える儀式が重要だったのだ。


ずぶ濡れの服から着替え、集合場所に行くと他の参加者はビールを飲んでいた。
「ビールは伝説」らしい。
ちなみに、すべて英語でコミュニケーションが行われるので、会話についていけていない。
みんながそろうと「ダウンダウン」という儀式が始まる。
ラッパにビールを注ぎ、一気飲みをする。
回りは歌を歌って煽る。英語の歌だが「ダウン、ダウン、ダウン」といっているのだけはわかった。
飲み干した証明に頭の上でひっくり返し、そしてラッパを吹くのだ。それを参加者全員が順番に行うのだ。
新しい文化を体験し面白いが、ちょっと押し付けられた感じもする。
その後、飲み会があるらしいのだが、それには参加せずに帰った。
参加費は500円だが、初参加者は無料。


とにかく、まさかの展開でH3を初体験できたなと喜びに浸る帰り道であったが、
ずぶ濡れのシューズとウェアを阪急電車に忘れて帰ったのは、痛手だった。


また大阪での会があるときには参加したいと思う。
当初、京都でも自分たちが主となって導入しようと考えていたが、
儀式のくだりだけは持ってこれそうにないのでそれは諦めた。
少し改良したジョギングゲームを新たに開発しようかな??